前立腺がん(経過のまとめ)

2020年2月 2日 (日)

放射線治療中はちょっと大変でした

放射線治療中のことはさらりと記事にまとめただけでしたが、少し大変でした。

2016年の5月25日に放射線科で診断を受け、翌26日に照射の位置決めをするCT撮影を行いました。そして翌週の30日からリニアックによる1回2Gyで計33回の治療が始まったのです。治療は平日のみで土日は休みです。途中、機械の調子が悪くて中断した日もありました。間があくと放射線治療の効果が悪くなるそうですが、数日であれば大丈夫だそうです。

大変だったのは、3週間ほど経過した頃から排便のとき肛門が痛み出して来て、便器の洗浄水もひどくしみるようになってしまいました。開始1か月後の6月下旬にプロクトセディル軟膏という痔の薬を処方されました。
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痛いのは排便時だけで普段は座ったり、原付バイクに乗ったりしてもなんともありません。放射線治療が終わった7月14日以降、確か2週間程度で収まりました。

ひどく困ったのは、下痢というほどではないのですが軟便となる時があったのです。軟便であれば排便時に痛みが少なくてよいのではと思われるでしょうが、便意を感じると止められないのです。一度でしたが間に合わなくてもらしてしまったことがあります。

私はもともと脊髄に障害がある影響で強度の便秘のため下剤に頼って排便していますが、下痢のときはあまり長く我慢できません。放射線治療時は直腸や肛門が傷んでいたので、その症状がいつもよりひどくなったのでしょうか。定かでないです。

がんになっても仕事と治療を両立させるのが最近のトレンドの様ですけど、私には放射線治療をしながら普通に仕事をするのは無理そうでした。会社やクライアントのところでウンコをもらしたら仕事どころじゃないです。まあ、無職でよかったと思うことにしています。

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2020年1月16日 (木)

ホルモン治療開始後(2018年2月から2020年1月まで)

リュープリン注射後の翌月のPSAは0.458。2.18から一気に下がりました。CTでは肺の影は小さくなっていて、原発性の腫瘍ではなかったですが、転移したものか単なる炎症かはわかりません。ホルモン治療開始後は3ヶ月毎のリュープリン注射が主な治療です。その後のPSAの値は

2018年は 0.458(3/1) 0.088(5/17) 0.026(8/9) 0.018(11/8)
2019年は 0.011(2/7) <0.008(5/2) <0.01(8/13) <0.01(11/5)

8月から1時間程度で結果がわかる検査キットになったのでHS-PSAからPSAとなり精度が下がりました。次回の検査は2020年2月下旬でCTも撮影します。前立腺がんにはPSAの上昇をともなわない例があるので6ヶ月毎にCTでチェックしています。リュープリンの有効期間3ヶ月から20日程期間が開いてしまいます。果たして効果は持続しているでしょうか。あるいはCRPCが発現してくるとか不安は尽きません。

ホルモン治療による身体への影響で客観的にわかるものとしては体毛の変化です。陰毛は縮小して手術の際に剃毛が必要だった下腹部はつるつるです。また腋毛はうぶ毛となりました。太ももの毛は消滅して、すね毛は遠目にはわからず。ひげは生えますが2日に一回剃れば十分。一方、頭髪はもともとハゲで側面の毛しかありませんでしたが頭頂部全体に産毛が生えてきました。

体重増加と筋力低下がみられますがホルモン治療の影響か怠惰な生活が原因かはわかりません。

以前の記事で書き忘れましたが、よく言われる全摘後の尿漏れは術後2ヶ月程度で収まりました。いまでも下腹部に力をいれたり、何気ないときに少々漏れたりしますが日常生活に問題ありません。それと左側の勃起神経を残してもらったはずですが全然たちません。主観的になりますがホルモン治療の影響か女性に対する性的興味はほとんどなくなりましたので勃起しなくても問題ないです。

放射線治療の後遺症らしきものとして血便が出ます。大腸がん検診を行うと引っかかるのでここ2年検査しませんでしたが、昨年10月の検診で血便がないときのもの2回分を提出したら1本に血液が検出され先日内視鏡検査を受けました。ポリープはありませんでしたが直腸の壁がただれ気味なので一応組織検査をすることになりました。来週に結果を聞きにいきますのでまた記事にします。

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肺に転移の疑いでホルモン治療開始(2018年1月と2月)

直線というか最近は2次曲線的に上昇してきたPSAは2017年末にはついに2.0越え。年が明けた2018年1月下旬にCTと骨シンチを撮ることになりました。PSAは2.18で予想より低めで骨シンチも異常はなし。しばらく様子見かと思っていたらCT画像で肺に怪しげなものが。昨年9月のCT画像と比較すると小さな点だったものが小指の爪の先くらいの大きさになっています。

呼吸器科の先生の意見では腫瘍の可能性が高いらしいです。前立腺がんからの転移であればホルモン治療を行い、経過を観察してみればとの事。経過観察に1~2ヶ月かかるけど原発性だった場合は放っておいてよいのですかと言ったら、半年放っておいたらまずいけど2ヶ月程度ならば大丈夫です。それに今の状態では小さすぎて肺腔鏡で取れるかわからない。ですって。

主治医の先生は、前立腺がんがいきなり肺に転移することはあまりないがゼロではない。一時的な炎症の可能性があるけどホルモン治療を行い様子を見ましょう。ということで2月上旬に痛い(金銭的に)注射をされました。3ヶ月、6ヶ月有効のお徳用があるというので3ヶ月有効のリュープリンSR1.25mgです。最初の1ヶ月はカソデックスを併用するのが決まりで処方されました。薬局に行ったら後発のビタルカミドがあると言われたので多少節約できました。

肺へ転移の疑いがあると言われたのは案外衝撃的でした。病院へは車で通院していましたけど、帰りの運転中にぼうっとしている瞬間があったようです。無事帰宅できましたが気を付けなければいけませんね。

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PSAがひたすら上昇中のうえ脱腸になる(2016年11月から2017年12月)

2016年の11月のPSA値は0.343と9月の0.340から僅かに上昇です。誤差の範囲でこの辺りで安定してくれるのかと思っていたら…2017年は

0.482(1/24) 0.615(2/21) 0.538(3/21) 0.596(4/18) 0.840(5/30) 0.830(7/25) 1.15(9/5) 1.30(10/3) 1.69(11/7) 2.06(12/26)

年末には区切りよく放射線治療後の再発基準値2.0を超えてしまいました。主治医の先生は2.0を超えても安定してくる場合はありますとのこと。

そのうえ5月頃から右鼠径部が何か出っ張ってきたのです。鼠径ヘルニアですね。先生からはダヴィンチによる手術とは無関係と言われました。通院中の大学病院では半身麻酔での切開手術ですが、半身麻酔はヤダと言ったら局所麻酔で日帰り手術の病院を紹介してくれました。一方、かかりつけのクリニックの先生に相談したところ、腹腔鏡で手術をしてくれる病院がよいと紹介されたので12月初めに3日間の入院となりました。ダヴィンチでの手術時の跡のうち2個所同じ場所に穴を開けられましたが癒着していなかったようです。左の鼠径部もついでに手術されてしまいました。

散々な1年間のようですが、手術や放射線治療から体力が回復して趣味のハイキングなど運動も楽しめた年でした。

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PSA再燃で放射線療法(2016年3月から10月)

手術2週後のPSAは0.027。さらに2週後の3月初めの検査ではさらに下がるだろうと期待していたら0.039と上昇してしまいました。先生からは僅かなことなので気にすることはないと言われました。しかしその後のPSA値は4月5日 0.143、5月10日 0.275 となりいわゆる全摘後のPSA再発となる基準値0.2を超えてしまい放射線治療を行うことになりました。

全摘手術後、わずか3ヶ月で放射線治療が必要になるとは思ってもみなかったです。

リニアックによる1回2Gy、33回で計66Gyの治療は5月30日から7月14日まで行いました。その間のPSA値は
0.373(5/31) 0.546(6/28) 0.446(7/12) と変化して治療終了後は 0.386(8/9) 0.340(9/6)と徐々に下がり始めたのでした。毎月検査していたPSAですが次は2ヶ月後にしましょうと言われました。

(PSA値の時系列のグラフはそのうち作成するつもりです。) 

とりあえず還暦の誕生日は心安らか(でもないけど)に過ごせそうです。

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全摘手術(2016年1月から2月まで)

2016年1月下旬にダヴィンチによるロボット手術を受けました。前立腺の右側は神経を含めて除去、左側は神経温存です。入院日数は9日間でした。日本では膀胱のチューブが取れたら退院の様ですけど、米国では入院費用節約のため近くのホテルに宿泊しながらチューブ付きで通院する人もいるそうです。入院費用は1月分が37,500円、2月分は23,850円です。その後25,000円ほどの医療費還付がありました。

退院2週後にPSA検査と組織検査の説明がありました。PSAは0.027。これからもっと下がりますよと先生。組織検査の結果は以下の通り。

検体大:3.5x4x3cm 病巣数:multiple
主病変:rt/post(CZ),8x8mm,GS 4+4=8
切片13で癒合異型腺管が前立腺周囲脂肪組織内の神経節に浸潤を認めることから、EPE1,pn1,RM1[膀胱頚部端 0.5mm],ly0,v0,pn1,sv0,pT1a
その他、GS 3+3=6(4x2mm),3+4=7(3x1mm),4+3=7(<1mm)の微小病変を認める
右閉鎖リンパ節:no(0/3)、治療効果判定は一部にviableな細胞に軽度の変性を認め、Grade 0b

手術で取り切れなかった部分があるのかと聞いたところ、前立腺を取り出す際に外側が一部破れて外から見える状態になることはある。との回答です。GSも生検時より悪くなってハイリスク。なんとも微妙な結果でした。

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2020年1月15日 (水)

全摘手術に決定(2015年12月から2016年1月まで)

治療法に関しては外科手術の他に放射線治療もあることはネットで調べてわかっていました。主治医の先生は外科医で低侵襲手術を研究されてきたようで、ダヴィンチを用いたロボット手術を毎週行っているようです。学会での発表の英語のプレゼン資料などもいただきましたが、よくわかりません。高価な機械で数をこなさないとペイしないとか冗談?本音?も仰っていましたよ。小線源治療を希望するのならば専門の病院を紹介するといわれました。中リスクなので外部照射の併用も必要になるともいわれました。

前立腺がんと確定して本当に不安だらけの時で、とにかく一日でも早く取ってしまいたいとの思いが強く、できるだけ早く外科手術をお願いすることとなり、2016年の1月下旬に手術日が決まりました。それまでの間にがんが転移するのが不安だというと、男性ホルモンを抑えるカソデックスを処方してくれました。

カソデックスを飲み始めて3週間ぐらい経過した頃でしょうか、顕微鏡下では血液細胞がみられるのですが、見た目の血尿は収まってしまったのです。やはり血尿は前立腺が原因だったようですけど、初期の前立腺がんで血尿がでることはないらしいです。また翌年1月になるとカソデックスの影響ではじめは乳首のあたりが固くなり、やがて乳房がすこし大きくなってきてしまいました。カソデックスの服用は手術が近くなり2ヶ月未満で終わりました。

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始まりは血尿から(2014年11月から2015年11月まで)

10月生まれなので誕生月前後に健康診断を受診しています。

2014年の10月に受けた検診で初めてPSAの検査をしてもらいました。結果は2.9で前立腺がんの疑いはなし。血液状態や尿も悪くないし、胃と大腸がんの疑いもない。まあそんなもんでしょう(^_^) ということで当年度の検診終了です。

ところが翌月の11月、おしっこをすると出始めの色がなんか茶色っぽい。(゚_゚i)

そのうち茶色から赤っぽくなってきて、時には便器が真っ赤に。近所の泌尿器科のクリニックを受診しました。超音波で腎臓から膀胱、前立腺を調べましたが異常なし。それでも不安なので膀胱鏡で診察してもらいました。痛かった。結果は異状なしなので、しばらく様子を見ましょうということに。尿の出始めに血尿があるので膀胱内部の可能性は少ないはずです。

その後も血尿が時々あり、翌年の8月には血尿の頻度が多くなったのでクリニックに行きました。前立腺の触診では特に問題はないとの事ですがPSAが5.0と僅か10ヶ月で倍近くに・・それでもクリニックの先生は重大視しなくて3ヶ月後に再度来てくださいということです。

その年の10月の健康診断は、最近近くに開院した内科と外科のクリニックで受診しました。血が混じっている尿をコップに入れて提出すると看護師と先生が驚いて、昨年11月以降のことを説明するはめに。先生曰く、「血尿が出ているのに様子見はありえないだろう。医者を変えた方がいい。知り合いに医大の教授がいるから見てもらえ!」と怒られました。調べてもらったPSAは5.9。紹介状を頂き医大に予約をとりました。

医大では先生に超音波や触診をしてもらいましたが特に異常は見つからず。しかし造影MRIの撮影結果からは前立腺右側に1cm大のがんがある可能性大との診断結果となり、生検を受けることになってしまいました。骨シンチでは転移の疑いはないとのことです。生検の結果でがん確定。グリソンスコアは3+4でした。11月初めのことでした。初冬の寒さが身に染みた記憶があります。

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